







山陰・山陽地方
山陰・山陽地方は、鳥取・島根・岡山・広島・山口の5県から成り、興味深い物語、美しい自然、そして楽しい冒険に満ちています。世界遺産にも登録されている厳島神社をはじめ、数々の名所を訪れることができます。また、力強く特別な場所である出雲大社や、日本最大の砂丘である鳥取砂丘も魅力です。観光スポットの魅力について紹介します。
山陰・山陽地方四節折々の魅力
山陰・山陽地方 は、日本列島の西部に位置し、中国地方の北部(山陰)と南部(山陽)を含む広域エリアです。この地域は、日本海側の豊かな自然や文化を持つ山陰地方と、瀬戸内海の穏やかな風景や歴史的な都市が点在する山陽地方で構成されています。四季を通じて異なる表情を見せるこの地方は、それぞれの季節ごとに独特の魅力を持っています。
春(3月~5月)
山陰・山陽地方の春は、各地で花々が咲き誇り、華やかな景色が広がります。


見どころ・アクティビティ
・桜の名所巡り
広島県:広島城
広島城の周辺では、ソメイヨシノが咲き誇り、お堀とのコントラストが美しい光景を作り出します。
鳥取県:大山(だいせん)
大山のふもとでは、桜と雪景色が調和した珍しい景観が楽しめます。
岡山県:後楽園
日本三名園の一つである後楽園では、桜と庭園が織りなす優雅な風景が人気です。
・新緑のハイキング
島島根県:出雲大社周辺
出雲大社の参道や周辺の森が新緑で彩られ、散策が楽しい時期です。
山口県:秋吉台(あきよしだい)
石灰岩のカルスト地形が広がる秋吉台では、春の草原が一面緑色に覆われます。
岡山県:後楽園
日本三名園の一つである後楽園では、桜と庭園が織りなす優雅な風景が人気です。
夏(6月~8月)
山陽地方の瀬戸内海沿岸は、夏の青い空と海が美しく、マリンアクティビティや観光が盛んです。


見どころ・アクティビティ
・瀬戸内海の絶景
山陽地方の瀬戸内海沿岸は、夏の青い空と海が美しく、マリンアクティビティや観光が盛んです。
香川県:小豆島(しょうどしま)
オリーブ園やエンジェルロードが有名で、夏の風物詩として知られています。
広島県:宮島(厳島神社)
海上に浮かぶ大鳥居と青い海、そして潮風が涼しさを与えてくれる場所です。
・夏祭りと花火大会
七夕飾りと提灯が街を彩る幻想的な祭りです。
山口県:長門七夕まつり
七夕飾りと提灯が街を彩る幻想的な祭りです。
岡山県:倉敷川舟流し花火大会
倉敷市の伝統的な町並みを背景に打ち上げられる花火は、特にロマンチックです。
・海水浴場
瀬戸内海や日本海には多くの美しい海水浴場があります。
鳥取県:皆生温泉(かいぜおんせん)
温泉と海水浴を同時に楽しめるスポットです。
広島県:向島(むかいしま)
静かなビーチが特徴で、家族連れにも人気です。
秋(9月~11月)
山陰山陽地方には、秋の紅葉が美しい場所が数多くあります。


見どころ・アクティビティ
・紅葉の名所
鳥取県:大山
秋には黄金色に染まる紅葉と山頂の残雪が見事です。
広島県:宮島(弥山)
弥山(みせん)のケーブルカーから眺める紅葉は圧巻です。
岡山県:蒜山高原(ひるぜんこうげん)
蒜山高原の広大な自然の中で紅葉狩りが楽しめます。
・農作物の収穫体験
秋は農作物が実りの季節です。地元の特産品を体験しながら味わうことができます。
島根県:松江の梨狩り
松江市ではフルーツ狩りが人気で、梨やぶどうを収穫できます。
広島県:尾道の柑橘類
尾道周辺ではミカン狩りが楽しめます。
・イベント
鳥取砂丘コンサート(鳥取市)
秋の夜に鳥取砂丘で行われる野外コンサートは、幻想的です。
冬(12月~2月)
山陰山陽地方の冬は温泉と雪景色の季節です。


見どころ・アクティビティ
・温泉巡り
山陰山陽地方には、古くから親しまれている温泉地が多く存在します。
島根県:玉造温泉(たまつくりおんせん)
歴史ある温泉街で、冬の寒さを癒すのに最適です。
鳥取県:三朝温泉(みささおんせん)
ラジウム含有量日本一の温泉で、健康増進にも効果的です。
広島県:湯来温泉(ゆきちおんせん)
都会の喧騒から離れてゆっくりできる秘湯です。
・雪景色と冬の絶景
冬になると、山陰地方の山岳地帯では雪景色が広がります。
鳥取県:大山
冬の大山はスキー場としても人気があり、雪化粧した山々が美しく見えます。
島根県:宍道湖(しんじこ)
冬の夕暮れ時に見える「宍道湖の夕陽」は格別です。
・冬のイベント
山口県:萩・冬の陣
江戸時代の武士行列を再現したイベントで、歴史好きにはたまりません。
鳥取県:大山
鳥取県:鳥取しゃんしゃん祭り冬バージョン
山陰山陽地方の人気観光地






鳥取県
鳥取県は日本の本州西部に位置し、山陰地方(さんいんちほう)の東部に属しています。日本海に面しており、豊かな自然や歴史的な文化が特徴です。特に「鳥取砂丘」や「大山(だいせん)」など、雄大な自然景観が魅力的です。また、「鬼太郎」や「砂の美術館」など、ユニークな観光スポットも多いエリアです。以下では、鳥取県を訪れる観光客にとって役立つ情報を紹介します。
鳥取砂丘(とっとりさきゅう)は、鳥取県鳥取市にある日本最大級の砂丘で、その壮大な景観から「日本の砂漠」とも称される自然の名所です。約16キロメートルにわたって広がる砂丘は、風と海の力によって形作られた動的な地形で、国の天然記念物にも指定されています。また、2007年には「山陰海岸ジオパーク」の一部としてユネスコ世界ジオパークにも登録されました。
鳥取砂丘
大山
大山(だいせん)は、鳥取県と島根県の県境に位置する標高1,729メートルの山で、中国地方最高峰として知られています。古くから「出雲富士」や「伯耆富士(ほうきふじ)」と称され、その美しい円錐形の姿は地域のシンボル的存在です。四季を通じて異なる表情を見せる大山は、登山者や観光客にとって魅力的な場所であり、周辺には温泉や自然公園なども点在しています。
浦富海岸遊覧船
浦富海岸は、鳥取県岩美郡岩美町にあるリアス式海岸で、国の名勝および天然記念物に指定されています。その美しい景観を間近で楽しむための「浦富海岸遊覧船」は、訪れる人々に絶大な人気を誇るアクティビティです。奇岩や洞窟、透明度の高い海が織りなす景観は、まるで自然が作り出した芸術作品のようで、多くの観光客を魅了しています。「奇岩」「洞窟」「透明な海」といった多くの魅力が詰まったこのスポットをぜひ訪れてみてください。


鳥取城跡
鳥取城跡(とっとりじょうあと)は、鳥取県鳥取市の久松山(ひさまつやま)に位置する歴史的な城跡で、別名「久松山城(ひさまつやまじょう)」とも呼ばれます。戦国時代から江戸時代にかけて栄えたこの城は、現在では石垣や土塁などの遺構が残り、「日本の100名城」にも選ばれています。また、周辺には美しい自然公園が広がっており、観光地としても多くの人々が訪れるスポットです。
白兎神社
白兎神社(はくとじんじゃ)は、鳥取県鳥取市にある古社で、「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」の伝説ゆかりの地として知られています。この神話は『古事記』や『日本書紀』にも記載されており、日本の神話文化を象徴する重要な場所です。また、「縁結び」「皮膚病平癒」の神様としても信仰を集め、多くの参拝者が訪れるパワースポットでもあります。


砂の美術館(すなのびじゅつかん)は、鳥取県鳥取市にあるユニークなアートスポットで、砂像をテーマにした日本唯一の美術館です。毎年、国内外から著名な砂像彫刻家が集まり、壮大な砂像作品を制作します。その規模とクオリティは世界でも注目を集めており、多くの観光客が訪れる人気観光地となっています。特に「鳥取砂丘」のすぐ近くに位置し、「砂」をテーマにした地域活性化の一環としても重要な施設です。
砂の美術館


湖山池
湖山池(こやまいけ)は、鳥取県鳥取市に位置する日本最大級の汽水湖で、周囲約20キロメートルの広大な湖です。日本海に近接しており、海水と淡水が混ざり合う独特な環境を持つ「ラグーン(潟湖)」として知られています。その美しい景観や豊かな自然環境から、地元の人々だけでなく多くの観光客にも親しまれるスポットです。


倉吉白壁土蔵群
倉吉白壁土蔵群(くらよししらかべどぞうぐん)は、鳥取県倉吉市にある歴史的な町並みで、江戸時代から明治・大正時代にかけての商家や土蔵が立ち並ぶエリアです。白い漆喰塗りの壁と黒い瓦屋根が特徴的で、「白壁浪漫通り」とも呼ばれています。この美しい景観は国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、多くの観光客が訪れる人気スポットです。


とっとり花回廊
とっとり花回廊(とっとりはなかいろう)**は、鳥取県西伯郡南部町にある日本最大級のフラワーパークで、四季を通じて美しい花々を楽しめる観光スポットです。広大な敷地にはさまざまなテーマガーデンが広がり、季節ごとに異なる花が咲き誇ります。また、展望台やイベント施設などもあり、家族連れやカップル、一人旅の人々まで幅広い層に人気があります。








島根府
島根県は日本の本州西部に位置し、山陰地方(さんいんちほう)の西部に属しています。日本海に面しており、「出雲神話」や「宍道湖(しんじこ)」など、歴史と自然が調和したエリアです。また、「縁結びの聖地」として知られる出雲大社(いずもたいしゃ)や、温泉文化が発達している点も特徴的です。以下では、島根県を訪れる観光客にとって役立つ情報を紹介します。
出雲大社は、島根県出雲市にある日本を代表する古社で、「日本の国づくり」や「縁結び」の神様として知られる大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られています。日本最古の歴史書『古事記』や『日本書紀』にも記載されており、全国から多くの参拝者が訪れるパワースポットです。「一宮巡り」や「神話のふるさと」としての価値もあり、国内外から注目を集める観光地です。
出雲大社
松江城
松江城(まつえじょう)は、島根県松江市に位置する日本を代表する歴史的な城郭で、「山陰の小京都」と称される松江市のシンボル的存在です。1611年に築城されたこの城は、現存天守を持つ12城の一つとして国宝にも指定されており、その美しい姿と歴史的価値から多くの観光客が訪れる人気スポットです。また、周囲には堀川や庭園が広がり、風情ある景観も特徴的です。
足立美術館
足立美術館は、島根県安来市にある日本を代表する美術館で、近代日本画を中心に展示する「庭園美術館」としても世界的に評価されています。特にその広大で美しい日本庭園は、「日本一の庭園」と称され、20年以上連続して庭園部門で世界ランキング1位を獲得しています(※英国のガーデン誌による)。また、横山大観(よこやまだいかん)をはじめとする日本画家の作品が数多く収蔵されております、アートと自然が融合した特別な空間として多くの人々を魅了しています。


宍道湖
宍道湖は、島根県松江市と出雲市にまたがる汽水湖で、日本で7番目に大きい湖です。日本海に近接しており、海水と淡水が混ざり合う独特な環境を持つ「ラグーン(潟湖)」として知られています。その美しい景観や豊かな自然環境から、「日本の夕陽百選」にも選ばれており、特に夕暮れ時の絶景は多くの人々を魅了します。また、「宍道湖七珍」と呼ばれる特産品も有名で、地元の食文化とも深く結びついています。
津和野
津和野は、島根県鹿足郡津和野町にある歴史的な町並みで、「山陰の小京都」と称される美しい観光地です。江戸時代から明治時代にかけて栄えた城下町として知られ、その風情ある景観や文化的な遺産が多くの人々を魅了しています。また、「日本の重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されており、国内外からの観光客が訪れる人気スポットです。


龍源寺間歩 は、島根県大田市にある石見銀山遺跡(いわみぎんざんいせき)の一部で、江戸時代に実際に銀を採掘していた坑道跡です。「間歩(まぶ)」とは、鉱山で使われていた言葉で、「坑道」や「トンネル」を指します。この場所は、日本の鉱山技術の歴史を知ることができる貴重なスポットであり、2007年にユネスコ世界遺産に登録された「石見銀山遺跡とその文化的景観」の主要な構成要素の一つでもあります。
龍源寺間歩


西ノ島
西ノ島は、島根県隠岐郡西ノ島町に位置する離島で、日本海に浮かぶ隠岐諸島の一部です。豊かな自然環境と独自の文化が色濃く残るこの島は、「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」の中心地としても知られ、多くの観光客が訪れる人気スポットです。また、歴史的な遺跡や美しい景観が広がり、特に「国賀海岸」や「摩天崖(まてんがい)」といった絶景スポットが有名です。


太皷谷稲成神社
太鼓谷稲成神社(たいこだいなりじんじゃ)は、島根県津和野町にある美しい稲荷神社で、約1,000体もの朱塗りの鳥居が連なる参道が特徴的です。その荘厳な景観から「西の伏見稲荷」と称され、多くの人々が訪れる人気スポットです。また、商売繁盛や縁結び、学業成就など幅広いご利益があるとされており、地元だけでなく全国から参拝者が集まります。


三瓶山
三瓶山は、島根県大田市に位置する火山で、標高1,126メートルの美しい山です。その特徴的な三つの峰(男三瓶、女三瓶、子三瓶)が連なる姿から「出雲富士」とも称され、地域のシンボル的存在として親しまれています。また、「隠岐・島後ユネスコ世界ジオパーク」の一部としても認定されており、豊かな自然景観と多様な生態系が広がるエリアは多くの人々を魅了します。








岡山県
岡山県は日本の本州西部に位置し、瀬戸内地方(せとうちちほう)の一部を構成しています。温暖な気候と豊かな自然が特徴で、「晴れの国」とも呼ばれています。また、歴史的な城郭や美しい庭園、そして「桃太郎伝説」発祥の地としても知られています。さらに、瀬戸内海に浮かぶ多くの島々や美味しい農産物も魅力です。以下では、岡山県を訪れる観光客にとって役立つ情報を紹介します。
岡山城は、岡山県岡山市にある歴史的な城郭で、「烏城」とも呼ばれています。1597年に宇喜多秀家によって築城されたこの城は、その黒い外壁と金色の装飾が特徴的で、戦国時代の名残を伝える重要な建造物です。天守閣は戦災で焼失しましたが、1966年に鉄筋コンクリート造りで再建され、現在では復元された天守閣を中心に、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
岡山城
後楽園
後楽園は、日本三名園の一つで、江戸時代に岡山藩主・池田綱政によって造営された大名庭園です。広さ約13万平方メートルという広大な敷地には、池や築山、茶室などが配置され、「回遊式庭園」として四季折々の美しい景観を楽しむことができます。また、2015年にはユネスコ世界遺産「日本の文化的景観」にも登録されており、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。
倉敷美観地区
倉敷美観地区(くらしきびかんちく)は、岡山県倉敷市にある歴史的な町並みで、江戸時代から明治・大正時代にかけての商家や蔵が立ち並ぶエリアです。白壁と黒瓦の建物が特徴的で、柳並木が続く美しい景観は「日本のヴェネツィア」とも称されています。また、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。


瀬戸大橋
瀬戸大橋(せとおおはし)は、本州(岡山県倉敷市)と四国(香川県坂出市)を結ぶ世界最長の鉄道・道路併用橋で、1988年に開通しました。全長約13.1キロメートルという巨大なスケールと、高度な技術によって完成したこの橋は、日本の土木技術の象徴ともいえる存在です。また、「瀬戸内海国立公園」の美しい景観とも調和しており、観光地としても人気があります。
藤公園
藤公園は、岡山県苫田郡鏡野町にある日本最大級の藤棚を持つ庭園で、毎年春になると美しい藤の花が咲き誇る観光スポットです。広大な敷地には約20種類・150本以上の藤が植えられており、その色とりどりの花房が訪れる人々を魅了します。また、「日本さくら名所100選」にも選ばれる桜の名所としても知られており、四季を通じて楽しめる庭園として人気があります。


黒島ヴィーナスロードは、岡山県玉野市にある美しい海岸沿いの遊歩道で、瀬戸内海国立公園の一部として知られています。全長約3.5キロメートルのこの遊歩道は、黒島とその周辺の自然景観を楽しめるスポットとして人気があり、ウォーキングやサイクリングに最適です。また、「日本の夕陽百選」にも選ばれており、夕暮れ時の景色が特に美しい場所として多くの観光客が訪れます。
黒島ヴィーナスロード


吉備津神社
吉備津神社(きびつじんじゃ)は、岡山県岡山市にある歴史的な神社で、日本神話や古代史に深く関わりを持つ重要な聖地です。古来より「吉備国」の総鎮守として崇敬され、「桃太郎伝説」の舞台ともされています。また、国宝に指定されている本殿と拝殿が特徴的で、その荘厳な建築美や広大な境内は多くの人々を魅了します。




大原美術館 は、1930年に開館しました。実業家であり美術コレクターの大原孫三郎が設立し、そのコレクションは国内外から高い評価を受けています。現在では近代絵画や彫刻、民芸運動の頃の作家達の作品、エジプト・東西アジアの古美術にいたるまで幅広い展示が行われています。収蔵されている美術品は約3,000点にも上ります。
大原美術館
旧閑谷学校
旧閑谷学校 は、岡山県備前市にある日本最古の庶民教育機関で、江戸時代に創設された歴史的な学び舎です。1670年に岡山藩主・池田光政(いけだみつまさ)によって設立され、「庶民のために学問を広める」という理念のもと運営されました。現在では国指定の特別史跡および重要文化財に登録されており、ユネスコ世界遺産の暫定リストにも掲載されています。








広島県
広島県は日本の本州西部に位置し、瀬戸内海に面した地域です。温暖な気候と豊かな自然が特徴で、「平和の街」として知られる広島市を中心に発展しています。また、宮島(厳島神社)や尾道などの歴史的なスポット、そして美しい島々が点在するエリアも魅力的です。さらに、牡蠣や広島風お好み焼きなど、食文化も非常に充実しています。以下では、広島県を訪れる観光客にとって役立つ情報を紹介します。
原爆ドーム は、1945年8月6日に広島市に投下された原子爆弾の爆心地近くにあった建物の残骸です。正式名称は「広島県産業奨励館」で、現在では戦争の惨禍を伝える象徴的な建造物として世界中から注目されています。また、ユネスコの世界遺産にも登録されており、「平和への誓い」と「核兵器廃絶」を訴える重要なシンボルとなっています。
原爆ドーム
広島平和記念資料館
広島平和記念資料館 は、1955年に開館した施設で、原子爆弾の悲劇を伝えるとともに、核兵器廃絶と恒久平和の実現を目指すメッセージを発信しています。広島平和記念公園内に位置し、原爆投下後の惨状や被爆者の証言を通じて、戦争の恐ろしさと平和の大切さを訴えています。国内外から多くの人々が訪れ、学びと感動を得る場所として知られています。
平和の火
平和の火 は、広島平和記念公園内に設置された象徴的なモニュメントで、核兵器が地球上から完全になくなる日まで燃え続けるとされています。1964年に点火され、以来半世紀以上にわたってその炎を絶やすことなく燃やし続けています。この火は、「戦争の惨禍を忘れない」「核兵器廃絶と恒久平和の実現」を訴える重要なシンボルとして、多くの人々に敬意をもって見守られています。


原爆死没者慰霊碑
原爆死没者慰霊碑 は、広島平和記念公園の中心に位置するモニュメントで、原子爆弾の犠牲者を慰霊するとともに、平和への誓いを象徴する重要な場所です。この慰霊碑は、1952年に建立され、核兵器廃絶と恒久平和を目指すメッセージを発信しています。そのシンプルながらも力強いデザインと深い碑文が多くの人々の心を打つ場所として知られています。
平和の鐘
平和の鐘 は、広島平和記念公園内に設置された象徴的なモニュメントで、誰でも自由に鳴らすことができる鐘です。この鐘は「核兵器廃絶と恒久平和の実現」を願って作られ、多くの人々がその音色を通じて平和への思いを共有しています。シンプルながらも深い意味を持つこの鐘は、訪れる人々に心の平穏と希望を与える場所として親しまれています。


子ども平和の像 は、広島平和記念公園内に建てられたモニュメントで、原爆投下後に亡くなった少女・佐々木禎子(ささきさだこ)さんを偲んで作られました。この像は、核兵器廃絶と恒久平和への願いを象徴するものとして、多くの人々に親しまれています。また、特に子どもたちが平和の大切さを考えるきっかけとなる場所としても知られています。
子ども平和の像


弥山
弥山 は、広島県廿日市市(はつかいちし)の宮島(厳島)にある最高峰で、標高535メートルの山です。瀬戸内海国立公園の一部として自然豊かな景観が広がり、ロープウェイやハイキングコースを利用して訪れる観光客に人気があります。弥山は古くから神聖な山として崇敬され、山頂付近には歴史的な建造物や原生林が残されています。ロープウェイを利用すれば気軽に訪れることができます。




厳島神社 は、広島県廿日市市(はつかいちし)の宮島(みやじま)に位置する日本を代表する神社で、創建は593年と伝えられ、約1400年以上の歴史を持つ古社です。1996年にユネスコ世界遺産にも登録されています。海上に浮かぶように建つ大鳥居や美しい社殿が特徴的で、「日本の三景」の一つとしても知られています。古来より信仰の対象とされ、自然と建築が調和した神秘的な景観が多くの人々を魅了しています。
厳島神社
千光寺山ロープウェイ
千光寺山ロープウェイ は、広島県尾道市(おのみちし)にある観光施設で、千光寺山の山頂へアクセスできるロープウェイです。このロープウェイを利用することで、瀬戸内海の美しい景観や尾道市の街並みを一望できる絶景スポットに気軽に訪れることができます。また、山頂には歴史的な千光寺(せんこうじ)や展望台があり、観光客に人気のエリアとなっています。


竹原
竹原 は、広島県南西部に位置する歴史と自然が調和した町で、「安芸の小京都」とも呼ばれています。江戸時代には「塩の町」として栄え、当時の面影を残す古い町並みや伝統文化が観光客に人気です。また、瀬戸内海国立公園にも含まれており、美しい海景や山々が広がるエリアでもあります。また、瀬戸内海の美しい自然や特産品も楽しめるため、観光客にとって充実した時間を過ごせる場所です。


広島城
広島城 は、築城は1589年、戦国武将・毛利輝元(もうりてるもと)によって始められまして、別名「鯉城(りじょう)」とも呼ばれています。江戸時代には広島藩の藩庁として使用され、1945年の原爆投下により本丸や天守閣は壊滅しましたが、1958年に鉄筋コンクリート製で再建されました。現在では、その美しい外観と歴史的な価値から多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。


海上自衛隊呉史料館
海上自衛隊呉史料館 、通称「大和ミュージアム」は、広島県呉市にある歴史的・教育的な博物館です。日本が誇る造船技術や海軍の歴史を学べる場所として、国内外から多くの観光客が訪れます。特に、第二次世界大戦中に活躍した戦艦「大和」の1/10スケールモデルが展示されていることで有名です。また、「軍港都市」として栄えた呉市の歴史と文化を深く知ることができる施設でもあります。








山口県
山口県は日本の本州西部に位置し、中国地方(ちゅうごくちほう)の最西端にあります。瀬戸内海と日本海に挟まれた地形で、豊かな自然と歴史的な文化が特徴です。「関門海峡」や「萩(はぎ)」、「秋芳洞(あきよしどう)」など、独自の魅力を持つエリアが多く点在しています。以下では、山口県を訪れる観光客にとって役立つ情報を紹介します。
元乃隅稲成神社 は、山口県長門市にある美しい神社で、123基もの朱塗りの鳥居が連なる様子が「日本の絶景」として国内外から注目されています。この神社は、地域の人々の信仰と自然の調和が感じられる場所であり、2015年にはアメリカのCNNが「日本の最も美しい場所31選」に選定するなど、観光地としての評価も非常に高いです。
元乃隅稲成神社
秋芳洞
秋芳洞 は、日本を代表する鍾乳洞で、国の特別天然記念物に指定されています。全長約1キロメートルの観光コースが整備されており、その壮大な自然景観と神秘的な洞窟内は「東洋一の鍾乳洞」と称されるほど美しいです。国内外から多くの観光客が訪れ、秋吉台(あきよしだい)カルスト台地と共に「秋吉台ジオパーク」の中心的存在として知られています。
角島灯台
角島灯台 は、山口県長門市にある美しい灯台で、日本海に浮かぶ角島(つのしま)のシンボル的存在です。この灯台は日本の灯台50選にも選ばれており、その白亜の姿と青い海のコントラストが絶景として多くの観光客を魅了しています。また、映画やテレビドラマ、CMなどでも撮影地として登場する人気スポットです。


瑠璃光寺
瑠璃光寺 は、1442年に創建されたとされ、その美しい五重塔が特に有名です。この五重塔は「日本三名塔」の一つに数えられ、国の重要文化財に指定されています。1473年に建立され、約550年以上の歴史を持つ貴重な建築物です。また、周囲には静かな庭園や緑豊かな自然が広がり、訪れる人々に癒しと歴史の深さを感じさせる場所として親しまれています。
角島大橋
角島大橋 は、山口県長門市と日本海に浮かぶ角島(つのしま)を結ぶ全長約1,780メートルの美しい橋です。無料で通行可能な離島架け橋としては日本最長級を誇り、その青い海と白い橋のコントラストが絶景として観光客に人気です。また、「日本の道100選」にも選ばれるなど、景観美と機能性を兼ね備えたシンボル的存在となっています。


錦帯橋 は、山口県岩国市にある日本を代表する木造アーチ橋で、その優美なデザインと歴史的な価値から国内外の観光客に人気があります。五連のアーチが特徴的なこの橋は、「日本三大名橋」の一つに数えられ、国の重要文化財にも指定されています。また、周囲には美しい自然や歴史的な建造物が点在し、訪れる人々に癒しと感動を与えます。
錦帯橋


岩国城
岩国城 は、山口県岩国市にある歴史的なお城で、その美しい天守閣と周囲の自然景観が魅力です。1608年に吉川広家(よしかわひろいえ)によって築城されましたが、その後幕府の「一国一城令」により取り壊されました。現在の天守閣は1962年に再建されたもので、国の重要文化財にも指定されています。




防府天満宮は904年に創建され、日本最古の天満宮として知られています。全国に約12,000社ある天満宮の総本社とされています。学問の神様である菅原道真(すがわらのみちざね)を祀っており、受験生や学業成就を祈願する人々が多く訪れます。また、美しい庭園や季節ごとの自然景観も楽しめるため、観光地としても人気があります。
防府天満宮
白壁の町並み
白壁の町並み は、山口県柳井市(やないし)にある歴史的な景観地区で、江戸時代から明治時代にかけての古い商家や土蔵が残るエリアです。白い漆喰塗りの壁と格子窓が特徴的で、「日本の道百選」にも選ばれるなど、美しい町並みが観光客を魅了しています。また、地元ならではの伝統文化やグルメも楽しめるため、散策にぴったりのスポットです。

